こんにちは!板橋エミール矯正歯科です。
今回は「口内炎」についてお話していきます。
そもそも、口内炎とは口腔内や周辺の粘膜に起こる炎症の総称で最も多いのがアフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)と呼ばれるものになります。
<アフタ性口内炎>
アフタ性口内炎にかかると2~10mm程度の境界線のはっきりした円形の白い潰瘍が頬、唇の裏側、舌、歯茎などに発生し、痛みや食べ物がしみるといった症状がみられます。長くても2週間程度で自然に治癒し、跡も残りません。
アフタ性口内炎の原因は、免疫力の低下やストレス、栄養(ビタミンB2)・睡眠不足などがあげられます。
<カタル性口内炎>
カタル性口内炎とは、入れ歯や矯正器具が当たったり、熱い飲み物を口に含んだ時の刺激などが原因で起こる口内炎です。
口の中の粘膜に赤い斑点、水泡、ひび割れなどの症状がみられ、炎症が強い場合は刺激の強い食べ物がしみたり、ヒリヒリとした痛みを感じやすくなります。腫れによって味覚が鈍ってしまい、食事が美味しくいただけないのもつらい症状です。
<ウイルス性口内炎>
ウイルス性口内炎は、唾液による接触感染や飛沫感染によって起こる”ヘルペス性口内炎(生後半年~3歳くらいの乳幼児に多い)”や口腔内に常在する菌が免疫力の低下した時に増殖することにより起こる”カンジダ性口内炎(白い苔のようなものが付着)”など様々な種類があります。ウイルス性の口内炎で多くみられる症状は主に口腔内の粘膜に水泡ができた後にびらんを生じたり、発熱や強い痛みもでたりします。
<アレルギー性口内炎>
アレルギー性口内炎は薬や特定の食べ物、銀歯や入れ歯の金属部分にアレルギー反応を起こすことによってできる口内炎です。
<ニコチン性口内炎>
ニコチン性口内炎はタバコの煙に含まれるさまざまな化学物質の影響や、熱気を吸い込むたびに起こる軽い火傷の状態が口内炎の発症に関係しているとされています。また、タバコの煙は口腔内を乾燥させ、口内炎をつくりやすい状態になっています。喫煙がビタミンを消費してしまうことも原因のひとつです。近年ではニコチン性口内炎がガンに進行する危険性も指摘されています。
症状としては、上あごの粘膜が異常に厚く硬くなる、時に炎症部分が痛んだり、食べ物や飲み物がしみることがありますが、自覚症状はほとんどない場合が多いです。
口内炎は全て同じと思いがちですが、種類や原因が変わってきます。まずは生活習慣や栄養バランスや見直して、すみやかに対処することが長引かせないポイントです。