こんにちは!板橋エミール矯正歯科です。
今年も早いことにもう12月。本格的に寒くなってきて、コロナはもちろん風邪やインフルエンザにも注意しないといけない時期になりました。
唾液には、「IgA(免疫グロブリンA)」とよばれる抗体が含まれています。
「IgA」は体内で2番目に多い免疫グロブリンで、唾液以外にも母乳、鼻水、涙、消化管など、全身の粘膜に存在しています。
IgAは粘膜の表面で病原体やウイルスと結合し、病原体やウイルスが持っている毒素を無効化して感染しないように阻止する働きがあります。また、免疫グロブリンには、特定の細菌やウイルスにのみ反応する「特異性」があるため、基本的に多くの種類の感染症の予防は出来ません。しかしIgAは、特定の細菌やウイルスだけに反応するのではなく、多くの種類の細菌やウイルスに反応するという特徴があるため、さまざまな感染症の予防ができるのです。
唾液の99.5%は水分ですが、唾液は血液の成分からつくられています。
唾液の分泌を促し免疫力を上げるためには、水分摂取とともに、良質な血液を作り出せる体内環境に整えることが必要です。
血液は主に睡眠時に活発に骨髄からつくられます。そのため、寝不足が続くと体は古い血液を使いまわすことになり、血液の質が下がってしまいます。また、睡眠時間が短いと風邪ウイルスに感染後の発症率も高くなるという調査結果も出ていますので睡眠は良質な血液をつくるうえでとても重要な生命活動なのです。
<免疫力を維持する健康習慣>
1、適度な運動
日光を浴び、軽く汗をかく程度の運動は免疫力アップにおすすめです。
2、規則正しい生活リズム
朝の起床時間・夜の就寝時間・食事時間を規則正しくすることで自律神経のバランスが整い、免疫機能を維持します。
3、バランスの良い食事
5大栄養素をバランスよく摂取することが大切です。栄養素はそれぞれが助け合って様々な働きをするため、ひとつでも不足すると体が正常に働かなくなり、体調を崩してしまう事にもつながります。
特に積極的に摂りたい栄養素として「タンパク質」・「ビタミンC」・「ビタミンD」、そして「乳酸菌」があります。
4、丁寧な口腔ケア
丁寧な口腔ケアにより唾液量や唾液中のIgA・抗菌物質が増加するというデータもあります。
基本的なことですが規則正しい生活習慣を心がけ免疫力をアップさせ、細菌やウイルスに打ち勝てるような体づくりを目指しましょう!