歯の着色

こんにちは!板橋エミール矯正歯科です。

歯の着色の原因には、外因性のものと内因性のものがあります。
外因性の着色の原因には”コーヒー、緑茶、紅茶などポリフェノールを含むもの”を日常的に摂取することによるものや、喫煙をしている方は”タバコのヤニ”による着色などがあります。
これらは歯の表面にあるペリクルという薄い被膜と結びついて沈着してしまうことで着色となります。

内因性の着色の原因には失活歯や無髄歯と呼ばれる進行してしまった虫歯などにより歯の神経を取ってしまう治療をすることで歯が黒っぽくなってしまうものや、神経のある歯でも加齢により歯の一番表面のエナメル質と呼ばれる部分が薄くなり、エナメル質よりも内側にある黄色っぽい色をした象牙質と呼ばれる部分が透けて見えることにより歯が黄ばんだように感じることがあります。
他には、テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質のお薬を一定期間内に服用した場合の副作用としてもグレー色やブラウン色、イエロー色などが歯の表面に横縞模様となってあらわれる”テトラサイクリン歯”というものもあります。

歯の汚れや着色は普段の歯磨きだけで落としきることはできません。歯の着色を落とす方法としては外因性の着色は歯科医院で行うクリーニングでしか落とせません。ですので、3ヶ月に一回、長くても半年に一回はクリーニングをしてもらい歯を綺麗に保ちましょう。
また、普段の歯磨きや歯磨き後にコーヒーや紅茶など着色のする飲み物を飲んだ時は、飲み終わった後お口の中を水でゆすぐなどして予防していきましょう。

内因性の着色については、ホワイトニングで歯を内側から白くする必要があります。他にも白い被せ物を被せる方法もありますが、歯を削って被せる必要があります。
ホワイトニングには歯科医院で行うオフィスホワイトニングと家庭で行うホームホワイトニングがあり、オフィスホワイトニングは歯科医院にて専用の薬剤と光を照射して行います。薬剤は濃度が高いものを使う事ができるため短期間で効果が現れます。ホームホワイトニングは最初に患者さんの歯型をとり歯並びにあったトレーを作り、トレーに薬剤を入れ歯に装着することでホワイトニング効果を得ることができます。
ホワイトニングの注意点として、歯に塗布する薬剤は基本的に体内に入り込んでも人体に害はありませんが、赤ちゃんは抵抗力が弱き、影響が出ないとも言えませんので妊娠中・授乳中の方は施術を控えたほうがよいでしょう。また、知覚過敏・虫歯・歯周病がある方は症状が出ている箇所は薬剤がしみて痛みが生じる場合があります。健康な口腔内の方でもホワイトニングをしている期間は歯がしみやすくなることがあります。
ホワイトニング治療は自費診療になり医院によって金額が変わってきますのでしっかり確認しておきましょう。

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