アルコール消毒では効きにくいウイルスがある!?

こんにちは。板橋エミール矯正歯科です。

2022年になってからもう1ヶ月が経とうとしています。早いものです…。
今年になってまた新型コロナが急拡大していますので皆さんくれぐれもお気を付けください。

近頃は「アルコール消毒液」での手指消毒やよく手が触れる物を拭いて消毒するということが習慣づいてきていると思います。
消毒に用いるアルコールは通常、70%のエタノールなどがしようされ最も一般的な成分です。
しかし、新型コロナウイルスはアルコール消毒は有効ですが、アルコール消毒では効きにくいウイルス・菌がいることをご存じでしょうか?

ウイルスには「エンベロープウイルス」と「ノンエンベロープウイルス」という2種類が存在します。
“エンベロープ”とは、ウイルスの外側を覆う脂質二重層膜のことで、ウイルスが感染した宿主細胞の細胞膜に由来するものです。
この脂質二重層膜を持つウイルスが「エンベロープウイルス」といい、膜を持たないウイルスを「ノンエンベロープウイルス」といいます。
エンベロープウイルスには「コロナウイルス」や「インフルエンザウイルス」などがあり、ノンエンベロープウイルスには「ノロウイルス」や「ロタウイルス」があります。

この脂質二重層膜であるエンベロープはアルコールや手洗い石けんによって破壊することが可能で、エンベロープが壊れた状態では、ウイルスの感染力が失われてしまうため「エンベロープウイルス」にはアルコール消毒は有効なのです。
一方でエンベロープを持たない「ノンエンベロープウイルス」は、ウイルスの表面がタンパク質でできたカプシドと呼ばれる殻で被われており、エンベロープよりもアルコールに強いため一般的なアルコール消毒が効きにくいとされています。
では、「ノンエンベロープウイルス」には何が有効なのか…。
「ノロウイルス」や「ロタウイルス」をはじめとした「ノンエンベロープウイルス」には”次亜塩素酸ナトリウム”などの塩素系除菌剤を用いることが有効です。次亜塩素酸ナトリウムは、衣料や食器の漂白などによく使用される成分ですが、哺乳瓶の消毒やまな板・クロス等の調理器具類の除菌・漂白、野菜の除菌等、食品衛生の分野でも多く使われています。もちろんエンベロープウイルスにも有効ですが、塩素濃度によっては危険性もあるので、使用する際には必ず各製品の添付文書やラベルなどを確認し、目的・用途にあわせて適切に使用することが重要です。
また、次亜塩素酸ナトリウムは物に対して消毒を行うのが一般的で(金属性の物への消毒はサビが発生しやすい)、手指に用いると手荒れを起こす危険性があるので手指など肌に対する消毒は控えましょう。

感染予防のポイントは、
1、流水と石けんによる手洗いとうがいをしっかり行うこと
2、よく触る物(スマートフォンやキーボード、ペン等の文房具、ドアノブなど)は頻繁に消毒液で拭くこと
3、食品は十分に加熱すること
4、食器、調理器具はしっかり消毒すること
5、排泄物、嘔吐物の処理は必ずマスク・グローブを装着したうえで適切に行うこと
6、今は不要不急の外出を控えること

これらを気を付けることでコロナウイルスもノロウイルスも予防していきましょう!

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