こんにちは!板橋エミール矯正歯科です。
2月に入りましたがまだまだ寒い日が続きます。冷え性の方は特につらい時期ですよね。
周囲の気温に関わらず”体が冷えている”と感じている女性は8割近くにも上ると言われています。
冷え性は末梢血管の血行不良で起こるといわれていて、血行不良となる原因は生活習慣や空調、衣類の締め付け、自律神経の乱れなどがあげられます。「肩こり・腰痛・神経痛・むくみ・頭痛・便秘・肌荒れ」などといったものも冷え性の方に多いようですが、他にも冷え性の方の中には「歯の痛み」も症状としてあげている方もいるようです。
冷え性による歯の痛みは”歯茎の血行不良”が関係していると考えられ、血行不良もなく健康な状態のときは免疫機能が働き歯周病菌の動きが抑制されますが、冷えにより血行が悪くなると免疫力が低下してしまい歯周病を引き起こす歯周病菌が悪さをし始めてしまいます。
歯周病は歯茎の病気ですが、歯周病により歯が痛いと感じることもあります。
なぜかというと、虫歯でも同じことが言えますがお口の中の痛いという感覚は正確でないことがあり、痛いと思っていた歯は実は健康で、その隣の歯に原因があったという場合も多いのです。
歯への刺激はそれを支える歯茎にも伝わりますので、歯の痛みと歯茎の痛みを感じ分けるのは難しいかもしれません。
日頃からできる冷え症対策として、生姜など体を温める食品を摂る、適度な入浴で体を温める、無理なダイエットや血行を悪くするタバコを控える、筋力量を増やすために1日30分歩くなどがあります。
痛みの対処として虫歯などにより炎症を起こしている場合は、患部を冷やすことで症状が和らぐことがありますが、冷えにより歯の痛みが起きている場合は冷たいもので冷やすということは逆効果になってしまいます。
ですので、自己判断で対処してしまうのは危険です。
歯の痛みを感じたらまずは早めに歯科医院に相談してみましょう。