矯正治療はご自身の努力も非常に大切な治療です。ワイヤー治療後の保定用のマウスピースをつかなかったり…マウスピース矯正のマウスピースをつけなかったり…などがあると、思うように歯が動かないばかりか、せっかく動かした歯が元に戻ってきてしまうことも!?ここでは、矯正治療をサボることで起きる、歯の後戻りについて説明していきます。
矯正治療をサボってしまった!

綺麗な歯並びになりたい!と思い決意して始めた矯正治療も、実際に始めてみると、思っていたより大変に感じることもあるのではないでしょうか。
特に油断しやすいのは、矯正後にその状態を維持するために行う保定期間(マウスピース型の装置をつける)や、ご自分で取り外し可能なマウスピース矯正をされている場合ではないかと思います。
疲れているから…何だか今日は面倒くさい…1日くらいきっと大丈夫…そんな風に感じることが、長い矯正治療期間の間に誰もが一度はあるはず。
そして、きっとサボったら良くないだろうというはわかっていますよね。では実際にサボった場合、どんなデメリットが生じるのでしょうか。
せっかく動いた歯が元に戻る!?

歯科医院で指示されたように装置やマウスピースをつけていないと、思うように歯が動かないばかりでなく、せっかく動かした歯が元に戻ってきてしまいます。
これは、歯の性質やお口の周りの筋肉の使い方の癖によるものです。歯は、元あった場所に戻ろうとする性質があります。また元々の歯の位置を決めているのは、頬や舌・唇などの筋肉と、噛み合う歯や隣合う歯です。
1本の歯をとって考えると、決してその歯だけで自立しているわけではなく、周りに存在する歯や筋肉などの影響があってその位置に決まっているということになります。ですから、今までと同じことをしていたのでは、元の状態に戻るのは自然なことと言えます。
矯正治療をサボると効果が出ない

すでにおわかりいただいているかと思いますが、矯正治療はサボってしまうとなかなか効果が出ません。最初に提示されたよりも、矯正期間が長くなったり費用が余分にかかったりしてしまう可能性もあります。
ですから、矯正することを決めたら保定期間の終了まで頑張り通すことが大切ですし、始める前にそのことを良く心に留めて置いてください。
あくまでも矯正治療を始める前の予定は予測ですので、実際に始めてみると予想通りに歯が動かない…という方もゼロではありません。また保定期間にサボってしまうと、思っていた以上に歯が大きく動いてしまい、せっかくの保定装置が入らなくなり最悪やり直す必要が出てくる可能性もあります。いずれにせよ、その一因としてきちんと指示通りに装置をつけられているか?ということは重要です。
矯正治療を始めたら最後まで続けよう

矯正治療は、治療期間が2年前後、保定期間がさらに2年ほどと長くかかるものです。その中でモチベーションを保つことが難しい時もあるでしょう。しかし、サボってしまうと終了時期がさらに延びてしまったり、さらに費用が必要になってしまう可能性があります。続けることが難しく感じる時は、ぜひ治療開始前のシミレーションした歯並びや、矯正治療が終了した時の気持ちなどを思い浮かべてみてください。終わりが見えると、きっとまた頑張ろうと思えるでしょう。
これまで矯正治療を行なっていたけど、後戻りをしてしまった!という方も当院には多くいらっしゃいます。当院はセカンドオピニオンも実施しておりますので、板橋区、板橋駅近辺で矯正治療のお困りごと等ある方は、なんでもご相談ください。お待ちしております!